「銀の匙 Silver Spoon」の登場人物 八軒が専攻する酪農科学科

駒場 一郎(こまば いちろう)

短髪に鋭い目つき、大柄な体格が特徴の少年。

アキと同じ清水第一中出身。

エゾノーには推薦で入学した。

クラスの実習班は八軒と同じA班。

武骨な物言いと、やや無愛想な表情であるが、実直で男気のある性格の持ち主で礼儀正しい一面も持つ。

また、不器用な優しさ故に一度決めたことは曲げず、周囲からの気遣いを頑なに拒み続ける面も。

アキとは幼馴染で互いの実家も近く(隣接していると言うが片道約8km)、家族ぐるみで付き合う仲。

実習以外の授業中はほとんど寝ており、国語・数学など一般教科の成績は芳しくないが、「作物」など専門教科の成績は優秀である。

毎日の実習授業と部活を物ともしない豊富な体力と持久力を有しており、腕っ節も強い。ことあるごとに牛乳を好んで飲んでいる。

部活は野球部で、ポジションはピッチャー。

幼少期から野球少年であり、実家の敷地内には父の作ってくれたピッチング練習場もある。

しかし数年前に父を亡くしたため、高校卒業後は実家の酪農業を継ぎ、独りで切り盛りしている母親の力になりたいと考えている。

その一方で甲子園に出場してプロ野球選手になり、あまり裕福ではない実家の経営を立て直したいという夢も抱いていた。

エゾノー野球部では1年生ながら秋季大会で幾度か登板しており、将来を期待されていたらしい。

しかしエゾノー祭が終了してしばらく経った頃に実家の借金が原因で離農することが決まり、借金返済と家計を助けるために学校を中途退学した。

常盤 恵次(ときわ けいじ)

大きな三白眼の少年。

当初は長めの髪を一つ結びにしていたが、夏季休暇明けにはっちゃけた格好をしたために処罰を受けて、以降は坊主頭になっている。

クラスの実習班は八軒と同じA班。

部活は空手部。

中札内南中出身。

鶏農家の長男で、家業を継ぐために推薦入学した。

教わったことを3歩歩いただけで忘れるほど頭が悪く(八軒曰くトリ頭)、特に数学はテストで二桁の点数を取ったことがなく、小学1年生レベルの算数の問題すら間違えるほど壊滅的である。

後に八軒の猛特訓を受け、ようやく一桁の壁を越える(それでも10点)。

しかし鶏の生態や飼育法などの知識は豊富で、一学期中間考査では「畜産」で満点を取り、八軒を驚愕させる。

また、勉強以外の面では知恵が回ったり、意外な才能を発揮する部分もあり、周囲に感心されたり呆れられたりすることもしばしば。

悪気はないが考えが浅く、夏季休暇明けに学生らしからぬ派手な格好になっていたため一週間強制労働の処罰を受けたり、早とちりからの勝手な思い込みで八軒と吉野の不純異性交遊の噂(強制労働が三日追加になった)を流したり、配慮に欠けた行動や発言でクラスメイトたちの神経を逆撫でしたり(チーズ加工室に納豆を持ち込む、豚肉ファンドの経理を手伝おうとするなど)と、何かと騒動を起こす。そのためクラスメイトたちからは、「いつ退学させられても不思議ではない」と思われている。

浪費癖があり、豚肉ファンドの発案者でありながら当初は金欠で加入を見合わせていた。

後に副ぶちょーのおやつ代から資金を借用するが、本人の無知からタマコの言うままにとんでもない金利の借用書を書いてしまい、豚肉加工日の時点で利息がかなりの額になっているようである。

作者・荒川はこのキャラクターを気に入っており、『サンデー』2013年第18号の巻末で、自分の作品の中では常盤位置にいたいと発言している。

相川 進之介(あいかわ しんのすけ)

長身で目が細く穏やかな風貌の少年。

クラスの実習班は八軒と同じA班。

幕別東中出身。

幼少期から獣医を目指しており、少しでも早く獣医学研究に携わるため、研究設備の整っているエゾノーに入学した。

部活は授業外でも家畜を見たい(学びたい)ため、ホルスタイン部に入部。

「生物」や「畜産」、「バイオテクノロジー」を得意教科とし、一般教科の成績もおおむね優秀である。

性格は至って温和だが、西川の無断外出の企みに積極的に加担したり、その際に出くわしたスイカ泥棒に対して駒場・西川と共に容赦の無い制裁を加えたりと熱い一面も持っている。

一般人の感性に理解を示す数少ない生徒の一人で、八軒とは馬が合うのか、実習時以外でも2人で連れ立っていることが多い。

幼少期から獣医志望であるが、小学生の時にひどい牛の手術を見たことがトラウマとなり、多少にかかわらず血(特に生体から流れる血)が苦手である。

授業で行われる家畜の手術や屠殺の現場で失神するという醜態を晒すことが度々ある。

獣医師を目指す者としては致命的な欠点だと自覚しており、克服しなければならない課題であると発奮するものの難儀である。

しかし、動物を助けるだけではなく苦しめずに絶命させることもまた獣医師の使命であると考え、豊富な知識と正確な技術を身につけたいと前向きな姿勢を垣間見せている。

その後駒場の離農退学と大蝦夷畜産大の屠畜場見学を経て「動物だけでなくそこに関わる人達も救いたい」という思いから家畜獣医になろうという意思を持った。

進級と同時に寮を出て下宿し、受験勉強のため予備校もしくは塾に通う計画を立てている。

その後担任の桜木の勧めで、アキとともに大蝦夷畜産大への推薦入学を目指す事になる。

稲田 多摩子(いなだ たまこ) / タマコ

全体のシルエットが卵のような肥満体型の少女。

名前をもじり「タマゴ」と呼ばれることもある。

クラスの実習班は八軒と同じA班(紅一点)。

部活は柔道部。

帯広川西中央中学校出身。

実家は共同経営型の大規模な牧場。

「お金が大好き」と明言し、金銭や利益に関することには大人顔負けの一面を見せるしっかり者。

いずれは実家の牧場に就職して、経営に口を挟み、実父から社長の座を奪おうと考える野心家でもある。将来は、安全・信頼は勿論、そこに生産性や合理性を兼ね備え、更に高い収益をもたらす農業経営を学び、世界と渡り合える農業を築くことを目指している。

そのため効率的な大量生産よりも無添加で安全性を最重視するべきと考える兄・真一郎と意見がぶつかることも少なくない。

得意教科は「農業経営」と「情報処理」で、一学期中間考査では数学を含めた3教科で満点の成績を収めている。

その体型から、クラスの男子たちに女性としては殆ど意識されていない。

しかし、肌艶や髪質、目鼻などのパーツ自体は美形の条件を満たしており「トリミングしたら美人」と八軒たちを驚愕させた。

また、体調を崩したり、本気でダイエットに取り組むと短期間で大幅に痩せることがあり、標準体型まで痩せた姿はかなりの美少女である。

ただし本人は「肌が荒れる」「貧血になる」など健康上の理由から、痩せた姿を好んでいない(作者曰く、「あの体形を維持するのに結構努力している」)。

また、所作や言葉遣いがエレガントである。表情のバリエーションは少ない。

体型に似合わず身体能力は高く、体力自慢の駒場と卓球勝負で互角に打ち合うなどスタミナも豊富である。

しかし、空腹になると力が出ず、朝食前の早朝実習では朝のおやつが欠かせない。

かなりのリアリストで、八軒にしばしば現実を見るよう忠告を行っている。

年末を前に、八軒の依頼で常盤が発案した「豚肉ファンド」の経理を任されることになる。

PRまとめ

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